・供給地域
 江東区新砂三丁目で、延床面積62,000㎥の建物に、冷水や温水をお届けしています。また、年間の使用実績は、平成29(2017)年度実績で、49,260GJ(ギガジュール)です。

・主要設備一覧

機器名 機能 仕様
吸収式冷温水機(1号) 冷凍能力 150RT
暖房能力 1,897MJ/h
吸収式冷温水機(2号) 冷凍能力 350RT
暖房能力 4,428MJ/h
吸収式冷温水機(3号) 冷凍能力 500RT
暖房能力 6,329MJ/h
吸収式冷温水機(4号) 冷凍能力 500RT
暖房能力 6,329MJ/h
吸収式冷温水機(5号) 冷凍能力 500RT
暖房能力 6,329MJ/h
吸収式冷温水機(6号) 冷凍能力 350RT
暖房能力 4,428MJ/h
吸収式ヒートポンプジェネリンク 冷凍能力 200RT
暖房能力 3,809MJ/h
地域導管 総延長(冷水管) 640m(φ100mm~φ350mm)
総延長(温水管) 640m(φ100mm~φ400mm)


・システムフロー(冷水製造)

外気温より温度の低い下水処理水を使って、冷水を作っています。

① 下水処理水 砂町水再生センターで処理され、汚れを取り除かれた処理水が、送水されます。
② 吸収式温水器 真空に近い状態で水を蒸発させて、冷水を製造します。
→詳細説明


・システムフロー(温水製造)

水再生センター(スラッジプラント)より送水される高温の洗煙水を熱源とし、温水を作っています。

① 洗煙水 下水汚泥を焼却した煙から有害物質や ばい塵を洗浄するために用いた水です。東部スラッジプラントより送水され、熱交換したあと処理施設に戻されます。
→詳細説明
② 熱交換器 72℃の「洗煙水」から、腐食しにくいチタンプレートを介して熱を受け取り、温水を製造します。
→詳細説明
③ 吸収式温水器 都市ガスを燃やして、温水を製造します。


・廃熱投入型ガス直焚吸収冷温水機による下水熱の活用
 (吸収式ヒートポンプジェネリンク)

吸収式ヒートポンプジェネリンクは、 洗煙水の熱エネルギーに加え、太陽熱パネルで集熱されたエネルギーを廃熱再生器に投入することで、都市ガスの使用量を削減し、効率の向上と省エネ及び二酸化炭素の削減に寄与します。

① 冷水製造

② 温水製造


・エネルギー削減効果